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花の俳句

  • hirosrilanka
  • 2020年6月13日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年12月30日

生け花をして花をたくさん扱っているにもかかわらず、花の俳句はさっぱりできない。

とりあえず、今までのところで植物を入れたものを書き出してみる。(2020.6.13現在)

はてさて、俳句もどきの駄作ばかり。どうやって推敲していけば何とかなるのか、ならぬのか。

今後は、生け花作品に、その花にちなんだ名句を探して書き添えていくことにしよう。


アユタヤの仏頭に散る落ち葉かな

色づき染む銀杏まぶしき午後の道

凛と立つ杜鵑あり風流る…………………「凛と立つ」は平凡との評

富士も青芦ノ湖も青彼岸花…………………三段切れ

大木のはざまの小社落葉抱く

元日の青一色にすすき立つ…………………季重なり

我もまた飛んでいきたし絮毛行く…………季語ではない

絮毛飛ぶ我も行きたやネギ刻む

稜線に白き仏塔谷紅葉

雲厚く機音遠くに梅青し

ブリュレドサンク参道は落葉道

藪梅や納骨の読経流れゆく

桜咲き病室の窓絵となりぬ

新緑や病の歩み二歩三歩

退院や新緑の目に痛し…………………………新緑の目に飛び込んで退院す

幼葉も銀杏の形雲めざす

げんげげんげげんげの先に子らの声

風流れ浜昼顔は夢の中

サルビアの燃え立つ朝や装凝らす

親も子も芝生に座る秋祭り

枯れ枯れて軽々走る落葉かな

空を舞い道を染め行くイチョウかな

友訪ふポインセチアの鉢抱ひて

照葉てふ街の紅葉とりどりに

歳終える正月花を活け終えて

水仙の皆お辞儀する通園路

ここにだけ松落葉あり風の終

石蕗の花館も人も古りてなお

オキザリス主なし家を守り居て

城跡は臥竜櫻を主として

小社を守る古木に春の月

八重桜重たき今日の処方箋

疫あれどふるさとに満つ若葉かな

翳りなき御寺の桜老一人

葉桜やひげの伸びたる男の子の眼・・・・・・・・葉桜やひげの伸びたる男の子

月見草街の灯遠く海暮れぬ

会い行けば連れて行けよと水引草












 
 
 

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